キャピキシルの効果とは

 

今回は、キャピキシルの詳しい成分を解説しながら、ページ後半ではキャピキシル配合の育毛剤についてもまとめたので参考にしてみてください。

キャピキシルの主な効果

【キャピキシルの主な効果】

  1. 毛包に直接働きかけて、活性力を高め、固定力を高める(最適な毛包固定のためのECMタンパク質の更新を改善する)
  2. 炎症を抑える(IL-8前炎症性サイトカインを減少させる)
  3. 抜けの原因(5αリダクターゼ)を阻害

キャピキシルとは、「アカツメクサ花エキス(ビオカニンA)」と「アセチルテトラペプチド-3」をミックスさせた成分のこと。

 

海外のLUCAS MEYER COSMETICS社が開発し、しっかりと臨床実験も行っている成分です。

 

LUCAS MEYER COSMETICS社の実験では、頭皮の細胞を培養してキャピキシルを塗布したもの、人間の頭皮に塗布したものの2つが行われています。

 

おそらく気になるのは、人間の頭皮にキャピキシルを塗布した結果だと思うので、それを解説していきます。

 

できるだけわかりやすいようかみ砕いでまとめたので、どうぞ。

下記のURLに今回紹介する臨床実験が掲載されています。
参考URL:http://www.hatumou-life.com/wp-content/uploads/capixyl_kanzen.pdf

キャピキシルの臨床実験の概要

この実験では、AGAに悩んでいる30人の被験者を2つのグループに分けて行われています。

 

一つ目のグループには、キャピキシルローション(キャピキシル5%、アルコール20%、水75%)を塗布します。

 

二つ目のグループには、プラセボローション(アルコール20%、水80%)を塗布します←キャピキシルが入っていない

 

午後に20滴(1滴が何mlかは不明)を塗布し、4か月間続けています。

 

調査には、トリコスキャン(TrichoScan)と呼ばれる専用の器具を採用。

 

これを使うことで、毛髪の変化がより分かりやすくなります(詐欺サイトなどでよくある、明るさを変えただけの写真などではないってこと)。

 

では、キャピキシルを塗布したグループと、ただの水とアルコールを使ったグループで、4か月後にどのような変化があったのか見ていきます。

 

成長期の毛髪量の変化

上図は、2つのグループのそれぞれの成長期の毛髪量の変化を表しています。

 

キャピキシル5%含有されたローションを使ったグループは、4か月後に成長期の毛髪量が13%の増加(右のグラフ)。

 

一方、キャピキシルが入っていないプラセボグループは、4か月後に2%の減少が明らかになっています(左のグラフ)。

 

通常、AGAが進行していると成長期は短縮されてしまうため、プラセボ群のように微減していくと考えられています。

 

しかし、キャピキシル5%ローションを使うことで、成長期の毛髪量が増える(しっかりと成長している)ことがわかります。

 

このことから、AGAの人にキャピキシル5%を塗布することで、成長期の毛髪量が増えることが明らかになっています。

 

休止期の毛髪量の変化

次に、休止期の毛髪量の測定結果も紹介されています。

 

キャピキシル5%ローションを使ったグループでは、29%の減少(右のグラフ)。

 

キャピキシルが入っていないローションを使ったプラセボグループでは、23%の増加となっています(左のグラフ)。

 

AGAが進行すると、ヘアサイクルの休止期の髪が増えてしまうことはすでに明らかになっています。

 

この結果から、キャピキシル5%ローションを使うことで、AGAによって休止期になってしまった毛髪量が減少する(=脱毛の減少)が明らかになっています。

 

成長期の毛髪量/休止期の毛髪量比

上図は、実験開始日(Day0)の「成長期の毛髪量/休止期の毛髪量」と、実験終了日(4か月後)の比がグラフとして掲載されています。

 

休止期の毛髪量が減少すればするほど分母が小さくなり、成長期の毛髪量が増加すればするほど分子が大きくなり、結果としてグラフ上の数字は大きく(縦長)なります。

 

グラフの通り、キャピキシル5%配合ローションを使ったグループでは、実験開始日よりも46%も数値が大きくなっています。

 

これは、これまで見てきた通り「1、成長期の毛髪量の増加」「2、休止期の毛髪量の減少」のため。

 

一方、キャピキシルが配合されていないローションを使ったプラセボグループでは、実験開始日と比べ33%も数値が減少しています。

 

これも観てきた通り、「成長期の毛髪量の減少」「休止期の毛髪量の増加」が原因です。

 

AGAは進行型であり、放置していると今回のプラセボグループのように成長期の毛髪量は減少し、休止期の毛髪量は増加していきます。

 

つまり、キャピキシル5%配合ローションを使うことで、AGAによる脱毛をしっかりと抑えることができることがわかります。

 

ビフォーアフター写真

最後に、実験開始日(Before)と実験終了日(Arter)の写真が掲載されています。

 

右の色別になっているのは、「緑:成長期」「赤(休止期」の髪です(黄色は不明)。

 

ビフォーとアフターを比べれば、明らかに緑(成長期)が増え、赤(休止期)が減っていることがわかります。

 

左の写真を見ても、明らかに毛髪量が増えていることがわかります。

 

キャピキシルの実験を読んで感じたこと

LUCAS MEYER COSMETICS社が公開している臨床実験結果を読んでみて、かなり信ぴょう性が高いなーというのが率直な感想です。

 

というのも、これまでにこのサイトでもいろいろな成分を調査してきたけど、ここまでしっかりとした実験データを公開しているのは他にないです。

 

特に国内では、「M-034」「アルガス2」などの独自成分も発表されて話題になったけど、キャピキシルと比べるとその実験データの乏しさは明らか。

 

今回の実験で個人的に信ぴょう性が高いと感じた点は、
1、AGAの被験者で臨床実験している
2、二重盲検法を行っている
3、4か月という長期間行っている
という3つ。

 

ここまでしっかりとしたデータって、スカルプ成分では珍しいですからね。

 

とはいえ、このキャピキシルの実験でも正直気になった点があるので、その点についてもまとめておきます。

 

ミノキシジルとの比較は人では実施していない

キャピキシルを宣伝するサイトでは、「ミノキシジルの3倍の育毛パワーが明らかになった!」って見かけるけど、今回の実験データを見る限りでは、人を使った実験ではミノキシジルとの比較はされていないです(プラセボ群はあったけど)。

 

なので、培養した細胞のデータだけで「ミノキシジルの3倍の効果」っていうのはちょっと違うかなーと思います。

 

何度も書くけど、培養したプレート上の細胞と、実際にAGAが進行している人の頭皮では、明らかに環境が違いますからね。

 

なので個人的には、効果の強さについては相変わらず
ミノキシジル>キャピキシル
だと思っています。

 

実際、今回の実験でもキャピキシルの効果は「成長期の毛髪量の増加・休止期の毛髪量の減少」であり、「発毛」ではないですからね。

 

既に薄毛がかなり進行してしまっている場合は、ミノキシジルなどを使ったAGA治療を検討することをお勧めします。

 

とはいえ、僕のように「できるだけ薬(ミノキシジルやフィナステリド)を使わずに対策したい!」「薬は使えないから、副作用のないものを使いたい」って方には、キャピキシルは超強力なアイテムであることは間違いなしです。

 

被験者がわずか30人しかいない

今回の実験の被験者は、わずか30人しかいないというのも残念なところ。

 

被験者は多ければ多いほど、客観的なデータになるので、もっと集めて実施されればさらに良かったですね。

 

とはいえ、医薬品でもないスカルプ成分でこれだけの実験を行っているのは十分すごいところ(他に知らないです)。

 

今後、キャピキシル配合する商品を使った各メーカーなどが臨床実験を行えば、より信ぴょう性の高い結果が出てきそうです。

 

キャピキシル配合の育毛剤

キャピキシルが配合されている育毛剤についていくつか紹介しておきます。

 

ただ気を付けておいた方が良いこととして、「キャピキシルが配合されている」=「臨床実験と同じ効果が必ずあるわけではない」ということ。

 

育毛剤って個人差が超ありますし、使う人の環境なども違ってきます。

 

また、今回の実験で使用されたものとは成分配合も異なる場合がほとんどなので、全く同じような結果が出るわけじゃないってことは理解しておいた方が良いです。

 

あと、「ミノキシジルの3倍の育毛パワーがある」って宣伝されることも多いけど、効果で言えばやっぱりミノキシジルの方が圧倒的に上だと僕は考えています。

 

ミノキシジルは国が医薬品として認証している成分ですし、世界中で臨床実験が行われて結果を出してます。

 

なので、「薄毛が既に進行していて発毛させたい!」って場合は、ミノキシジル含有のリアップシリーズや、AGAクリニックでの薄毛治療をお勧めします。

 

(補足)キャピキシル配合の育毛剤は化粧品

 

厳密にいうと、2018年現在、国内で販売されているキャピキシル配合の育毛剤っていうのはありません。

 

育毛剤っていうのは、医薬部外品のことを言うので、キャピキシルが入った医薬部外品のものってないんですよね。

 

これから紹介する商品は、化粧品に分類される商品で、頭皮美容液・スカルプエッセンスって呼ばれます。

 

「医薬部外品じゃないと効果ないのでは?」と思うかもしれないですが、実験でも使われていたキャピキシル5%をしっかりと配合しています。

 

医薬部外品か化粧品かの違いは、有効成分の有無や、厚生労働省が認めた範囲での成分含有であるかどうか、です。

 

残念ながら、2018年現在、キャピキシルは医薬部外品として許可されていない成分なので、化粧品という扱いになっているだけ、という話。

 

では、キャピキシル5%を配合する商品をいくつかご紹介しておきます。

 

フィンジア【効果・エビデンス重視ならコレ】

 

キャピキシル配合の商品の中でも特にお勧めなのが「フィンジア」。

 

フィンジアは、キャピキシル5%に加え、ミノキシジル誘導体と呼ばれるピディオキシジルのダブル配合になっています。

 

しかも最近では、フィンジアを使った臨床実験も行われており、専門誌にも掲載されていました。

 

キャピキシルは臨床実験で結果を出していますが、フィンジアも結果を出している貴重な1本です。

 

効果重視、エビデンス重視で選びたい!って場合は、フィンジアを選ぶことをお勧めします。

 

 

バイタルウェーブ【コスパ重視ならコレ】

 

バイタルウェーブは、キャピキシル5%・成長因子2%・リデンシルの3つの成分を配合した1本。

 

リデンシルは、キャピキシルと同じように臨床実験が行われた成分で注目を集めています。

 

バイタルウェーブの特徴は、これら3つの話題の成分を含有しながらコスパがめっちゃいいということ。

 

キャピキシル含有商品の中では一番安く続けられるので、コスパ重視で選びたい方におすすめ。

 

ザスカルプ5.0C

 

ザスカルプ5.0Cは、キャピキシル5%配合に加え、ナノ浸透という技術を使っているのが特徴。

 

成分をナノ化することで、より浸透しやすく(※角質層まで)工夫しています。

 

発売当初は、Deeper3dよりも価格が安くキャピキシルを試せると話題だったのですが、最近ではフィンジアやバイタルウェーブの登場で競合が増えたイメージがあります。

 

ザスカルプ5.0Cは、ノンエタノール処方なので、アルコールに抵抗がある方は使いやすくなっています。

 

特にフィンジアには、アルコールの含有量が多めな気がするので、アルコール系成分で刺激が気になるなら試してみる価値はありです。

 

Deeper3d【成長因子重視で選ぶ】

 

Deeper3dは、国内でキャピキシルを配合した商品のパイオニア的存在。

 

販売開始されたときは、キャピキシル含有ということで超話題になったようです。

 

Deeper3dが今でも人気な理由は、「各原料メーカーが推奨するエビデンス量を満たした成長因子が配合されている」ということ。

 

成長因子とは、AGAクリニックでも活用されている成分のこと。

 

Deeper3dを使えば、自宅でも成長因子を頭皮に塗布できるとして人気が続いています。

 

最近のリニューアルでは、キャピキシル5%と成長因子に加え、リデンシル5%も含有されています。

 

他の商品に比べると価格がめちゃくちゃ高いけど、質で選びたい!って場合は選択肢に入れてみるのもありです。

 

 

ボストンスカルプエッセンス

 

ボストンスカルプエッセンスは、人気のサプリメント「ボストンサプリ」と同じメーカーが販売するキャピキシル含有のスカルプエッセンス。

 

キャピキシル5%に加え、ピディオキシジル(含有量不明)、フレーレンが入っているのが特徴。

 

僕が実際に使ってみたときは、塗布後髪の毛がパリパリになったので、使用感に抵抗がありました(汗)

 

期間限定でお試し価格で販売されるなど、試しやすいのが人気の理由。

 

まとめ

いやー、この記事書くのに超時間かかりました(汗)

 

英語が苦手なので、Google翻訳を最大限に活用しながら、PDFの文字をひたすら訳していきました。

 

ただ、イマイチ日本語としてわかりにくいところも多かったので、キャピキシルについて解説されているサイト様をいくつか参考にさせていただきました。本当にありがとうございます。

 

参考サイト様

  1. http://hatumou-life.com/lucas-meyer-capixyl-honyaku/
  2. http://xn--sckxcz43ob7ll9plpt.com/ingyellowients-for-hair-growth/capixyl-clinical-study/

 

キャピキシルの結果を振り返って、培養した細胞で結果を出しているだけでなく、実際に人に使った結果を出しているのは個人的に興奮しました。

 

ついにここまで結果を出す成分が出たかーって感じです。

 

とはいえ、キャピキシルはまだまだ発表されたばかりの成分。

 

国内でも少しずつキャピキシル配合の商品が出てきているけど、使った方々の評価も気になりますね。

 

また、現在はキャピキシルを開発したLUCAS MEYER COSMETICS社の実験データしかないので、今後は第三者機関なども実験して、より客観性のある結果を出してほしいですね。

 

以上、キャピキシルの働きや効果についての解説でした。

 

【後日追記】
キャピキシル5%を配合する「フィンジア」が臨床実験で結果を出したというのが、専門誌に掲載されていました。

 

僕も実際に読んでみたけど、1商品で臨床実験までやって結果を出したのは素直にスゲーって思います。

 

キャピキシル自体が結果を出しているのはこの記事で書いた通りですが、「フィンジア」も結果を出したのはかなり興奮しました。

 

専門誌には、フィンジアを使った臨床実験の詳しいデータも掲載されているので、気になる場合はチェックしてみると良いと思います。

 

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